日本海の舞鶴湾におけるアサリ資源の再生産および減耗要因の検討

  • 高橋 宏司
    京都大学フィールド科学教育研究センター舞鶴水産実験所
  • 澤田 英樹
    京都大学フィールド科学教育研究センター舞鶴水産実験所
  • 益田 玲爾
    京都大学フィールド科学教育研究センター舞鶴水産実験所

書誌事項

タイトル別名
  • Reproduction and depletion of the Manila clam in Maizuru Bay, Sea of Japan
  • ニホンカイ ノ マイズルワン ニ オケル アサリ シゲン ノ サイセイサン オヨビ ゲンモウ ヨウイン ノ ケントウ

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抄録

<p> アサリ資源が壊滅的な舞鶴湾において,再生産の有無および減耗要因,捕食生物について検討した。湾内に垂下した採苗器からは,採苗器一つあたり5-60個の稚貝の加入が確認された。これらを沿岸部に設置したコンテナ中に放流し,夏季の生残状況を追跡すると,被食が減耗の主要因であることが示された。水槽実験では,5 mm未満の稚貝は多数の魚種に捕食され,生活史を通じてイシガニに捕食されることが明らかとなった。</p>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 82 (5), 699-705, 2016

    公益社団法人 日本水産学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (8)*注記

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