懸濁物質が魚類の生理・生態に及ぼす影響―粘土鉱物の種類および添加方法とヒラメの生存への影響

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タイトル別名
  • Eco-physiological effects of suspended solids on fish- Lethal effects of clay mineral suspension on Japanese flounder Paralichthys olivaceus in relation to the mineral composition and suspending method of clay mineral products
  • ケンダク ブッシツ ガ ギョルイ ノ セイリ セイタイ ニ オヨボス エイキョウ ネンド コウブツ ノ シュルイ オヨビ テンカ ホウホウ ト ヒラメ ノ セイゾン エ ノ エイキョウ
  • Eco-physiological effects of suspended solids on fish— Lethal effects of clay mineral suspension on Japanese flounder Paralichthys olivaceus in relation to the mineral composition and suspending method of clay mineral products

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説明

粘土鉱物製品 A(主成分パイロフィライト),B(カオリナイトとパイロフィライト),C(セリサイト)を粉体のまま添加した海水中でヒラメ(全長 6 cm)を 96 時間飼育して鉱物種間の影響を比較した結果,96 時間半数致死濃度(96 h LC50)はそれぞれ 44, 5, 80 g/L と差が認められた。また,製品 A, C および D(主成分スメクタイト)を淡水懸濁液とした後,海水に添加して同様にヒラメへの曝露を行なった結果,96 h LC50 はそれぞれ 78, 179, 4 g/L と製品 A, C では海水直接添加条件より上昇したが,D では海水直接添加条件(前報 37 g/L)より低下した。<br>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 77 (2), 215-222, 2011

    公益社団法人 日本水産学会

参考文献 (27)*注記

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