琵琶湖野田沼周辺におけるオオクチバスとブルーギルの胃内容物と糞中 DNA による摂餌生態の推定

  • 杉浦 省三
    滋賀県立大学大学院環境科学研究科環境動態学専攻
  • 田口 貴史
    滋賀県立大学大学院環境科学研究科環境動態学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Estimating the feeding habits of largemouth bass and bluegill around Noda Lake, a satellite lake of Lake Biwa, based on stomach contents and fecal DNA
  • ビワコ ノダヌマ シュウヘン ニ オケル オオクチバス ト ブルーギル ノ イ ナイヨウブツ ト フン チュウ DNA ニ ヨル セツジ セイタイ ノ スイテイ

この論文をさがす

説明

オオクチバスとブルーギルの食性を野田沼水系(彦根市)で調査した。胃内容物の同定,糞中 DNA の定量 PCR およびクローンライブラリー解析の結果,オオクチバスは大型の餌生物(アユ等)への選択性が強く,フナ稚魚等への選択性は低いこと,ブルーギルは強い植物食性で,魚類への食害は低いことが示唆された。また,オオクチバスはスジエビとテナガエビに,ブルーギルはヌマエビに強い摂餌選択性を示した。オオクチバスの在来魚に対する摂餌選択性は,餌生物の種類,大きさ,捕食者の飽食度,水域の濁度などに影響されると推察された。<br>

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (52)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ