鉄-アルミニウム合金に対する沸とう硫黄, 硫化水素および亜硫酸ガスの腐食作用

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タイトル別名
  • The Corrosivity of Boiling Sulphur, Gaseous Hydrogen Sulphide and Sulphur Dioxide against Iron-Aluminium Alloys

説明

4%アルミニウム鋳鉄, 4%アルミニウムノジュラ-鋳銑4%アルミニウムー鋼鋳銑4%アルミニウムーマンガン鋳鉄, 純銑0.9%炭素鋼, 鋳鉄, 白銑鉄, ミーハナイト, ノジュラー鋳鉄, 13クロム鋼および18-8ステンレス鋼の444.6℃ における液体および気体硫黄に対する耐食性を腐食による拳動と侵食度から研究した。<BR>また各種のアルミニウム鋳鉄, アルミニウム鋼を450℃, 660℃において5または10時間硫化水素と亜硫酸ガスにさらして重量変化を測定してその耐食性を研究した。<BR>その結果 (1) 鋳鉄の沸とう硫黄における耐食性はアルミニウムの添加によって増す。<BR>(2) 4%アルミニウム鋳鉄の沸とう硫黄をこ対する耐食性は銅を添加することにより増す。<BR>(3) 4%アルミニウム鋳鉄の沸とう硫黄に対する耐食性はマンガンを添加することにより減少する。<BR>(4) 鋳鉄および銅へのアルミユウムの添加が約7%を超えると硫化水素および亜硫酸ガスに対する耐食性を急に増加させる。アルミニウム4%を添加した粒状黒鉛鋳鉄の耐食性は13クロム鋼の耐食性に相当する。

収録刊行物

  • 化学工学

    化学工学 30 (6), 563-568,a1, 1966

    公益社団法人 化学工学会

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