BASOPHILS OF OVINE PERIPHERAL BLOOD IN ELECTRON MICROSCOPY

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  • 緬羊の末梢血好塩基球の電子顕微鏡的観察
  • メンヨウ ノ マッショウケツ コウエンキキュウ ノ デンシ ケンビキョウテキ カンサツ エイブン

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Abstract

臨床的に正常な5頭の緬羊の末梢血から,溶血法によって収集した好塩基球の微細構造を,電子顕微鏡を用いて観察した.その所見を要約すると,次のとおりである.1)好塩基球の核は,1個あるいは数個に分葉しており,核の内部は,明瞭な斑状構造を示していた.2)好塩基球の特殊顆粒は, unitmcmbrancに包まれ,円形ないし楕円形で,その大きさは0.4~1.0(平均0.67)μであった.これらの顆粒は,dcnsityおよび内部構造を基礎にして,次の3型に分類された.すなわち,A型は均質でdcnsityの高い顆粒,B型は,粗大顆粒状の網状構造を有するdcnsityが高い顆粒,C型は,微細顆粒状の網状構造を有するdensityが低い顆粒である.A型顆粒は,BおよびC型のそれよりも,出現数は少なかった.3)細胞質内には,少数のミトコンドリ乙 ゴルジー装置,多数の小胞,少量の粗面小胞体,およびmultivesicularbodyが観察された.

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