重症慢性虚血性心疾患患者に対し逆行性冠静脈経由による骨髄単核球移植治療が有用であった一例

書誌事項

タイトル別名
  • A Three-year Follow Up Case with Severe Ischemic Heart Disease after Retrograde Catheter-based Autologous Bone Marrow Cells Implantation via the Coronary Vein
  • 症例報告 重症慢性虚血性心疾患患者に対し逆行性冠静脈経由による骨髄単核球移植治療が有用であった一例
  • ショウレイ ホウコク ジュウショウ マンセイキョケツセイ シンシッカン カンジャ ニ タイシ ギャッコウセイカン ジョウミャク ケイユ ニ ヨル コツズイ タンカクキュウ イショク チリョウ ガ ユウヨウ デ アッタ イチレイ

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抄録

陳旧性心筋梗塞を有し冠動脈バイパス術の既往を有する通常治療抵抗性の虚血性心筋症患者に対して,自己骨髄単核球を冠静脈内に逆行性オクルージョンバルーンカテーテルを用いて移植した.その 4 週間後・ 6 ヶ月後・36 ヶ月後に負荷心筋シンチグラムならびに左室造影にて,心筋血流・心機能の評価を行い,細胞移植療法の短期・長期の治療効果を観察しえた.その結果,36 ヶ月にわたっての狭心症状ならびに心筋血流の持続的改善と,駆出率の一過性の改善を認めた.

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参考文献 (16)*注記

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