急性腹症と下痢にて発症し,大腸内視鏡検査にて診断しえたChurg‐Strauss症候群の1例

書誌事項

タイトル別名
  • Churg-Strauss syndrome presented as acute abdomen and diarrhea that was diagnosed histologically by colonoscopy.
  • コンゲツ ノ ショウレイ キュウセイ フクショウ ト ゲリ ニテ ハッショウ シ ダイチョウ ナイシキョウ ケンサ ニテ シンダン シエタ Churg Strauss ショウコウグン ノ 1レイ

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説明

Churg-Strauss症候群(CSS)は気管支喘息,好酸球増多,血管炎症候群を三徴とする疾患である.病因は不明であるが,最近ロイコトリエン(LT)拮抗剤とCSS発症との関連が問題となっている.症例は70歳男性. 5年間気管支喘息で近医通院中であった.上腹部痛と頻回の水様性下痢,血液検査にて白血球35,000(好酸球82%)/μlと著明な好酸球増多を認め入院となった.下部消化管内視鏡にて全大腸に発赤が散在し,発赤部位からの生検より粘膜下組織に強い好酸球浸潤を伴う血栓性血管炎を認め, CSSと診断し,ステロイド治療が奏功した.

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