書誌事項
- タイトル別名
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- Study on Human Embryonic Stem Cells and IPS Stem Cells
- 医学と医療の最前線 ヒトES細胞およびiPS細胞の研究
- イガク ト イリョウ ノ サイゼンセン ヒト ES サイボウ オヨビ iPS サイボウ ノ ケンキュウ
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説明
幹細胞を体外で増殖させ目的とする細胞へと分化させた後に移植する細胞移植治療は,ドナー不足などの問題を抱える臓器移植に代替しうる治療法として注目されている.ES細胞およびiPS細胞はほぼ無限に増殖し,かつ全ての細胞種に分化しうるため,細胞移植の細胞源として期待されている.キメラマウスさらには全細胞がES細胞由来のマウスをも作製できることから,ES細胞は「万能細胞」とも呼ばれている.しかしES細胞を細胞移植に用いた場合,アロ移植となるため免疫拒絶反応が予想される.そこで体細胞を初期化(リプログラミング)することによってレシピエント由来の多能性幹細胞を誘導する試みがなされている.この中で,体細胞に3~4因子を導入することによりES細胞に匹敵する多能性を持つiPS細胞が大きく注目されている.克服するべき問題が残るもののES細胞やiPS細胞は大きな可能性を持つため今後の研究の進展が待たれる.<br>
収録刊行物
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- 日本内科学会雑誌
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日本内科学会雑誌 97 (6), 1341-1347, 2008
一般社団法人 日本内科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681420254720
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- NII論文ID
- 10021254700
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- NII書誌ID
- AN00195836
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD1cXotlGgtb8%3D
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- ISSN
- 18832083
- 00215384
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- NDL書誌ID
- 9551172
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可