慢性好酸球性肺炎を呈した糞線虫感染の1例

  • 中村 謙介
    財団法人太田総合病院附属太田西ノ内病院呼吸器センター内科
  • 天久 康絢
    財団法人太田総合病院附属太田西ノ内病院呼吸器センター内科
  • 塩見 哲也
    財団法人太田総合病院附属太田西ノ内病院呼吸器センター内科
  • 松浦 圭文
    財団法人太田総合病院附属太田西ノ内病院呼吸器センター内科
  • 廣松 賢治
    宮崎大学寄生虫病学教室

書誌事項

タイトル別名
  • Strongyloides infection with chronic eosinophilic pneumonia.

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説明

糞線虫感染による好酸球性肺炎の1例を経験した. 症例は56歳男性. 1カ月続く発熱, 咳嗽, 呼吸困難で受診. 典型的な慢性好酸球性肺炎の臨床像を呈したが, 血清学的に糞線虫感染を示唆し, ステロイドパルスが著効するも再燃, 糞線虫駆虫薬であるイベルメクチン内服により軽快した. 慢性好酸球性肺炎における寄生虫スクリーニング検査の重要性, 慢性好酸球性肺炎と糞線虫, 寄生虫との関連につき考察した.

収録刊行物

参考文献 (8)*注記

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