抗菌化学療法:診断と治療の進歩 III.臓器感染症の特性と抗菌化学療法 2.敗血症と血液培養検査―敗血症の新しい概念と診断法―
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- 小林 芳夫
- 慶應義塾大学中央臨床検査部
書誌事項
- タイトル別名
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- 敗血症と血液培養検査--敗血症の新しい概念と診断法
- ハイケツショウ ト ケツエキ バイヨウ ケンサ ハイケツショウ ノ アタラシイ ガイネン ト シンダンホウ
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抄録
以前は敗血症の代表的な疾患は亜急性細菌性心内膜炎であったが, 現在は亜急性細菌性心内膜炎は感染性心内膜炎と呼称が変わりいくつかの血中から菌が検出される疾患とともに敗血症から除外されるようになった. これに加えてSIRSの概念を導入したセプシスも敗血症を構成する新しい疾患概念として登場した. セプシスはsepsisの邦語訳であるが菌血症が必要とされないためあえてセプシスと表記した. 血中菌の証明は血液培養のみであったが, 現在は遺伝子診断法を応用したハイブリゼップ法, DNAマイクロアレイ法, Real-time PCR法などがある.
収録刊行物
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- 日本内科学会雑誌
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日本内科学会雑誌 95 (11), 2225-2231, 2006
一般社団法人 日本内科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681420621824
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- NII論文ID
- 10018863754
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- NII書誌ID
- AN00195836
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- COI
- 1:STN:280:DC%2BD28jjtVGlsQ%3D%3D
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- ISSN
- 18832083
- 00215384
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- NDL書誌ID
- 8580583
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可