2.巣状分節性糸球体硬化症

  • 佐藤 博
    東北大学大学院薬学研究科臨床薬学分野

書誌事項

タイトル別名
  • 2. Focal Segmental Glomerulosclerosis
  • 巣状分節性糸球体硬化症
  • ソウジョウ ブンセツセイ シキュウタイ コウカショウ

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抄録

この10年ほどの間に,巣状分節性糸球体硬化症の病因・病態に関わる糸球体上皮細胞の構造膜蛋白の障害や,新しい液性因子の関与が相次いで報告されている.そのような新知見の蓄積にもかかわらず,臨床的には現在もなお各種治療に抵抗する難治性ネフローゼ症候群を呈する症例が多いが,ステロイドパルス療法や,免疫抑制薬の積極的な併用,さらにはレニン・アンジオテンシン系の抑制や,LDLアフェレシスを含む脂質異常症対策などの組み合わせによって寛解を目指す診療指針の枠組みが構築されつつある.

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参考文献 (22)*注記

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