ネフローゼ症候群を合併した梅毒性直腸炎の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Secondary Syphilis Associated with Nephrotic Syndrome and Sigmoiditis.
  • 今月の症例 ネフローゼ症候群を合併した梅毒性直腸炎の1例
  • コンゲツ ノ ショウレイ ネフローゼ ショウコウグン オ ガッペイ シタ バイドクセイ チョクチョウエン ノ 1レイ

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説明

症例は42歳,男性.発熱,全身の皮疹,右季肋部痛が出現し当院を受診した.大腸内視鏡検査で直腸にタコいぼ様隆起が多発し,膜性腎症によるネフローゼ症候群を呈した.RPR,TPHAの高値を認め,第2期梅毒と診断した.ベンジルペニシリンベンザチン水和物の内服治療で速やかに改善した.梅毒の病変はTreponema pallidumが血行性に移行してあらゆる臓器に起こりうるが,梅毒性直腸炎とネフローゼ症候群の合併は極めて稀である.<br>

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参考文献 (6)*注記

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