肺炎球菌ワクチン接種にもかかわらず再発症した脾臓低形成による劇症型肺炎球菌敗血症の1例

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タイトル別名
  • A Recurrent Case of Fulminant Pneumococcal Infection due to Splenic Hypoplasia Under Use of Pneumococcal Vaccine
  • 今月の症例 肺炎球菌ワクチン接種にもかかわらず再発症した脾臓低形成による劇症型肺炎球菌敗血症の1例
  • コンゲツ ノ ショウレイ ハイエン キュウキン ワクチン セッシュ ニ モ カカワラズ サイハッショウ シタ ヒゾウ テイケイセイ ニ ヨル ゲキショウガタ ハイエン キュウキン ハイケツショウ ノ 1レイ

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抄録

症例は42歳,男性.脾機能低下による劇症型肺炎球菌敗血症の既往があり,23価肺炎球菌ワクチン接種後,急激に上昇する発熱を主訴に入院.劇症型肺炎球菌敗血症の再発と診断し,集学的治療により救命し得た.脾臓摘出後あるいは脾機能低下による劇症型肺炎球菌感染症予防にワクチンの有用性が明らかとなっているが,本例の原因菌の莢膜血清型はワクチンには含まれておらず,早期診断,早期治療が重要であると考えられた.

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参考文献 (16)*注記

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