好酸球性肺炎の像を呈した肺接合菌症の1例

  • 平野 泰三
    東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座呼吸器内科学分野
  • 山田 充啓
    東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座呼吸器内科学分野
  • 村上 康司
    東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座呼吸器内科学分野
  • 佐藤 慶
    東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座呼吸器内科学分野
  • 玉井 ときわ
    東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座呼吸器内科学分野
  • 高橋 秀徳
    東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座呼吸器内科学分野
  • 岡崎 達馬
    東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座呼吸器内科学分野
  • 玉田 勉
    東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座呼吸器内科学分野
  • 杉浦 久敏
    東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座呼吸器内科学分野
  • 一ノ瀬 正和
    東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座呼吸器内科学分野

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Pulmonary Eosinophilia as a Rare Presentation of Pulmonary Mucormycosis
  • 今月の症例 好酸球性肺炎の像を呈した肺接合菌症の1例
  • コンゲツ ノ ショウレイ コウサンキュウセイ ハイエン ノ ゾウ オ テイシタ ハイ セツゴウキンショウ ノ 1レイ

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抄録

<p>症例は74歳,男性.腹部大動脈破裂術後より発熱・呼吸苦が出現,院内肺炎を疑い,加療を行ったが改善を認めず,抗菌薬不応の肺炎の精査目的に気管支鏡検査を施行した.肺胞洗浄液中,好酸球の増加と糸状菌を認め,好酸球性肺炎と診断.しかし,さらなる加療に反応せず,第39病日に死亡.病理解剖にて侵襲性肺接合菌症の診断が確定した.稀ではあるが,侵襲性肺真菌症と真菌による肺アレルギー性疾患を同時発症することに留意する必要がある.</p>

収録刊行物

  • 日本内科学会雑誌

    日本内科学会雑誌 106 (5), 1006-1011, 2017-05-10

    一般社団法人 日本内科学会

参考文献 (9)*注記

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