IV.多発性骨髄腫の腎病変とMGRS

  • 水野 真一
    地域医療機能推進機構仙台病院腎臓疾患臨床研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • IV. Multiple Myeloma with Renal Impairment and Monoclonal Gammopathy of Renal Significance
  • 多発性骨髄腫の腎病変とMGRS
  • タハツセイ コツズイシュ ノ ジンビョウヘン ト MGRS

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説明

<p>多発性骨髄腫(multiple myeloma:MM)は,その経過中に2人に1人は腎障害(renal impairment:RI)を合併し,腎障害は予後不良因子である.その腎障害はいくつかの障害機序に分かれ,多彩な腎病理像を呈し,骨髄腫のみならず,MGUS(monoclonal gammopathy of undetermined significance)の段階でも起こり得る.近年,MGUS合併の腎障害の中でM蛋白が強く腎病態に関与する疾患を新たにMGRS(monoclonal gammopathy of renal significance)と提唱し,M蛋白への早期介入が検討され始めており,臓器予後を見据えた視点での評価や血液内科以外からのアプローチも期待される.</p>

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