ビブリオ菌におけるべん毛および走化性関連遺伝子と病原性

  • 百武 晃宏
    名古屋大学大学院理学研究科生命理学専攻・超分子機能学
  • 川岸 郁朗
    名古屋大学大学院理学研究科生命理学専攻・超分子機能学
  • 本間 道夫
    名古屋大学大学院理学研究科生命理学専攻・超分子機能学

書誌事項

タイトル別名
  • Motility- and chemotaxis-related genes of <i>Vibrio</i> spp. and their involvement in virulence
  • ビブリオキン ニ オケル ベンモウ オヨビ ソウカセイ カンレン イデンシ ト ビョウゲンセイ

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抄録

2000年にコレラ菌の全ゲノム塩基配列が決定され, また, 2003年に日本で腸炎ビブリオ菌の全ゲノム配列が決定された。コレラ菌は走化性シグナル伝達に関わる遺伝子群を3組もつことが推測され, そのうち1組だけが走化性への関与を証明されている。また, コレラ菌を含めビブリオ属の細菌は非常に多くの走化性レセプターをもつことがわかってきた。コレラ菌の走化性シグナル伝達遺伝子や走化性レセプターの一部については, 病原性に関与することが示されている。以上のことをふまえ, ビブリオ菌における走化性関連遺伝子と病原因子についてレビューすることにした。

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