琉球におけるサビアヤカミキリについて

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タイトル別名
  • Notes on <i>Abryna coenosa</i> NEWMAN in Ryukyu Islands
  • リュウキュウ ニ オケル サビアヤカミキリ ニ ツイテ

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抄録

サビアヤカミキリは琉球地方において,生きたタケ類にひどい害をあたえている。<br>サビアヤカミキリの成虫は5∼8月に,生きたタケ類の幹に大あごでかみ傷をつけて,その傷の中へ1個ずつ産卵する。しかし,太いタケ類には不完全なかみ傷だけをつけて,卵を産みこまない場合もある。<br>幼虫はタケ類を食し,約2年後にさなぎを経て成虫になる。この成虫はタケ類の幹に丸い孔をあけて外に出る。<br>脱皮殼の大あごの大きさを測定することによっては,幼虫の令期を推定することができなかった。

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