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- 佐藤 孝二
- 名古屋大学農学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Notes on Antibody Production in Birds (Review)
- カキン ニ オケル コウタイ サンセイ ト ソノ トクチョウ
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抄録
主として, ニワトリにおける体液性の免疫反応について記述し, 哺乳類との相違点と共通点を明らかにしようとした。一般に, 抗原が侵入すると, 程度の差はあるが, 体液性免疫あるいは細胞性免疫, いずれの反応型も成立する。とくに, 抗原を Adjuvant とともに投与すると, 後者の反応型も成立することが多い。細胞性免疫の機構は, effector が感作リンパ球 (体液性免疫では抗体) という点を除いては, 体液性免疫と機構的に, 類似すると考えられているが, 鳥類では, あまり研究が進められていない。胚の時期における胸腺の摘出技術の開発, あるいは ROUSE and WARNER118)の用いた方法などが, 今後の進展を約束すると思われる。ファブリシウス嚢と胸腺相互の間にみられる, 細胞の交流なども, 解明すべき問題であろう。
収録刊行物
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- 日本家禽学会誌
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日本家禽学会誌 10 (4), 139-146, 1973
日本家禽学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681436032384
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- NII論文ID
- 130003621842
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- NII書誌ID
- AN00186755
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- NDL書誌ID
- 7605960
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- ISSN
- 00290254
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可