通信工事作業員が体験するヒヤリ・ハットの傾向分析と事故防止教育効果の検証

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  • 椎名 和仁
    住友電設株式会社　情報通信システム事業部　安全･品質管理室

書誌事項

タイトル別名
  • Trend Analysis of Minor Scary Incidents Experienced by Communication Construction Workers and Verification of Near-Accident Prevention Education
  • 通信工事作業員が体験するヒヤリ・ハットの傾向分析と事故防止教育効果の検証 : 建設現場におけるヒヤリ・ハットの取り組み
  • ツウシン コウジ サギョウイン ガ タイケン スル ヒヤリ ・ ハット ノ ケイコウ ブンセキ ト ジコ ボウシ キョウイク コウカ ノ ケンショウ : ケンセツ ゲンバ ニ オケル ヒヤリ ・ ハット ノ トリクミ
  • —Efforts in Preventing Minor Scary Incidents at Construction Sites—
  • －建設現場におけるヒヤリ・ハットの取り組み－

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抄録

本研究では建設現場で，より有効に「ヒヤリ・ハット」の取り組みを行うため，①通信工事作業員が体験するヒヤリ・ハットの特徴，②事故防止教育効果の検証，③ヒヤリ・ハットの有効性に関する作業員の意識調査をおこなった。その結果，ヒヤリ・ハットの傾向は，「移動中」，「作業中」，「作業場」の項目に分類され，労働災害につながる内容が確認された。事故防止教育効果は，２要因反復測定分散分析では高年齢，経験多群グループのみが，教育３カ月後に「なし」の報告率が上昇する傾向が確認された。ヒヤリ・ハットの効果の有無については，効果があることが確認されたが，「マンネリ化」，「情報の共有化」が課題として挙げられた。（表３，図４）

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