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- 鈴木 敬一
- 川崎地質株式会社 技術本部
書誌事項
- タイトル別名
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- Feasibility study of geophysical exploration for civil engineering using cosmic ray muons
- ミュー リュウシ ニ ヨル ドボク ブツリ タンサ ノ カノウセイ
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抄録
社会インフラ施設の老朽化などにより,地盤内部に空洞が発生し,陥没事故などが発生している。場合によっては死傷者が出るなどの惨事になる場合もある。そのため陥没が生じる前に地盤の空洞化を検出することが求められている。一方,空洞を調べるには地中レーダや反射法地震探査,電気探査などが適用されるが,探査深度や分解能が不足する場合がある。地盤の密度に関係する物理探査手法は,重力探査や密度検層などの方法しかない。宇宙線ミュー粒子を利用した探査技術は地盤の密度分布を求めることが可能である。従来の物理探査手法を補う方法として宇宙線ミュー粒子を利用した地盤探査技術を実用化することを目標として,ミュー粒子計測器と三次元トモグラフィ技術を開発してきた。本稿では,宇宙線ミュー粒子探査技術の原理と基礎的な実験および土木物理探査への可能性について示す。<br>
収録刊行物
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- 物理探査
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物理探査 65 (4), 251-259, 2012
社団法人 物理探査学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681473159808
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- NII論文ID
- 10031137252
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- NII書誌ID
- AN10028069
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- ISSN
- 18814824
- 09127984
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- NDL書誌ID
- 024139134
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可