長野県南木曽町に出現した馬篭峠断層の露頭と完新世の断層活動

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タイトル別名
  • An Outcrop of the Magometoge Fault in Nagiso Town, Central Japan, and its Holocene Fault Activity.
  • ナガノケン ナギソマチ ニ シュツゲン シタ マゴメトウゲ ダンソウ ノ ロトウ ト カンシン セイ ノ ダンソウ カツドウ

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抄録

木曽山脈西縁に存在する馬籠峠断層は,右横ずれ変位の優勢な全長約20kmの活断層である.この断層の南部における最近の活動が,新たに生じた断層露頭の記載とそこで得られた5点の14C年代値にもとづいて明らかにされた.断層変位を受けた埋没腐植土層と変位を受けていない現成の腐植土層の年代から,確実性の高いイベントが8,400~3,800cal yrs BPの間に,少なくとも1回生じたと考えられる.しかし,これが最新活動にあたるかどうかは今後さらに検討する必要がある.

収録刊行物

  • 第四紀研究

    第四紀研究 38 (1), 59-64, 1999

    日本第四紀学会

参考文献 (10)*注記

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