中部日本における中期更新世の指標テフラ

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タイトル別名
  • Index tephra in the Middle Pleistocene in Central Japan.
  • チュウブ ニホン ニ オケル チュウキ コウシンセイ ノ シヒョウ テフラ

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抄録

近年,関東甲信越一帯の多くの露頭で,中期更新世の指標テフラである“大町APmテフラ群ならびにAPmテフラに類似した層相を示すテフラ群”が識別されるようになってきた.いずれも北アルプスの焼岳周辺が給源と推定されており,石英・黒雲母・斜長石・角閃石・鉄鉱物・ジルコンを斑晶鉱物として含むテフラである.これらのテフラの対比をおこなうことは,中部地方とその周辺地域の古環境,火山活動史や構造・地形発達史などを解明する上で重要である.<br>本稿では,“大町APmテフラ群ならびにAPmテフラに類似した層相を示すテフラ群”の層序的位置関係を検討し,これらのテフラを含む各地の中部更新統の対比について論じる.

収録刊行物

  • 第四紀研究

    第四紀研究 35 (4), 339-345, 1996

    日本第四紀学会

被引用文献 (12)*注記

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参考文献 (58)*注記

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