OBS/MCS統合イメージング処理の実用化に関する検討

書誌事項

タイトル別名
  • Study on a practical application of OBS/MCS integrated imaging

説明

 マルチチャンネル反射法の対象深度は深くなってきており,長大なストリーマーケーブルや二船式などによって深部反射イメージを得る試みが行われている。しかしながら,長大ストリーマーは潮流のきつい海域や船舶が多い海域での使用は困難である。そのため私たちは深部反射イメージを得るために,従来のマルチチャンネル反射法データと海底地震計データを用いた統合イメージング法を開発した。この手法では,浅部には従来のマルチチャンネル反射法データを用いて,深部には海底地震計データの広角反射波を使用する。この手法を検証するために,理論波形および実データに適用し,また最適な統合イメージが得られるようパラメータテストも実施した。海溝域における実データにより,プレート境界反射面を浅部から深部 20 km まで連続的にイメージすることができた。この手法は新たな科学的知見を得るために有効な手法の一つであると考えられる。<br>

収録刊行物

  • 物理探査

    物理探査 59 (5), 485-495, 2006

    社団法人 物理探査学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (7)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282681474003712
  • NII論文ID
    130004487400
  • DOI
    10.3124/segj.59.485
  • ISSN
    18814824
    09127984
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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