ラジオゾンデの二点観測による雪結晶の垂直分布について

書誌事項

タイトル別名
  • On the Vertical Distribution of Snow Crystals in Relation with Conditions Revealed by Two Point Radiosonde Soundings

説明

天然雪の成長とその垂直分布の観測を,1963年冬季北海道の手稲山系で行った。ラジオゾンデの二点観測は雪結晶の観測点の風上と風下で同時に行われた。<br>天然雪の結晶形とラジオゾンデで得られた気象条件との比較によると,立体樹枝状結晶の成長温度の場合に特にそうであるが,湿度ばかりでなく温度についても両者の不一致があった。この不一致は雪結晶の落下経路とラジオゾンデの上昇経路間に存在する気象条件の相異を考慮する事より説明された。<br>この論文では観測結果に基いて,雪結晶形を用いての局所的な解析における二三の注意が述べられた。

収録刊行物

  • 気象集誌. 第2輯

    気象集誌. 第2輯 45 (5), 343-352, 1967

    公益社団法人 日本気象学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (1)*注記

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