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- 佐藤 公喜
- 愛知県公害調査センター
書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of Diffusion-Sedimentation and Washout Processes on Aerosol Size Distributions
説明
大気境界層内に浮遊している巨大粒子が拡散•沈降されつつ雨による洗浄を受ける時に,その粒径分布がどのように変化していくかを数値実験により調べた。粒子の発生源として無限平面の瞬間源と連続源を用い,粒径分布を時間と地面からの高さの関数として計算した。その際,雨量強度と渦拡散係数の高度分布は適当なものをあらかじめ仮定しておいた。計算結果の主要な点は次のとおりである。(1)粒径分布の変化の度合いは時間が経過する程また高さが増す程大きく,その結果粒径の大きい部分で濃度の減少が著しくなる。(2)拡散•沈降による粒径分布の形状の変化は粒径の大きい部分でのみ見られる。(3)発生源が瞬間源の場合には,粒径分布の形状は粒径が大きい部分程降雨の影響を受け易い。また,粒子の放出が長時間続いた後の粒径分布の形状は中位の粒径の部分で最も降雨の影響が顕著になる。
収録刊行物
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- 気象集誌. 第2輯
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気象集誌. 第2輯 57 (5), 432-443, 1979
公益社団法人 日本気象学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681483532032
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- NII論文ID
- 130007347174
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- ISSN
- 21869057
- 00261165
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可