初夏、高緯度から低緯度に至る波列についての診断解析

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タイトル別名
  • A Diagnostic Analysis of the Wave Train Propagating from High-latitudes to Low-latitudes in Early Summer
  • 初夏,高緯度から低緯度に至る波列についての診断解析〔英文〕
  • ショカ コウ イド カラ テイ イド ニ イタル ハレツ ニ ツイテ ノ シン

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抄録

本文はPlumb(1985)が開発した定常波のアクティビティ・フラックスを用いて初夏の高緯度から低緯度に至る波列について診断解析を行った。<br>オホーツク海付近におけるブロッキング高気圧に伴い、顕著なフラックスの水平成分がオホーツク海から日本付近を経由して亜熱帯(25-27.5°N)へ伝播することが合成図と事例(1982年6月20-29日)により示唆された。<br>一方、1982年6月20日-29日の事例解析で相当的に広範囲での上向きのフラックス及び水平フラックスの発散域が東シベリア付近に存在することが発見された。従って、励起するメカニズムがまだ分かっていないが、そこはロスビー波の重要なforcing source地域の一つであることが考えられる。

収録刊行物

  • 気象集誌. 第2輯

    気象集誌. 第2輯 72 (2), 269-279, 1994

    公益社団法人 日本気象学会

被引用文献 (10)*注記

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参考文献 (17)*注記

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