夏のモンスーンの季節内変動

書誌事項

タイトル別名
  • Intraseasonal Variation of the Indian Summer Monsoon
  • 夏のモンスーンの季節内変動-1-観測的側面〔英文〕
  • ナツ ノ モンスーン ノ キセツナイ ヘンドウ 1 カンソクテキ ソクメン エ
  • 第2部:理論的側面
  • II: Theoretical Aspects

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抄録

Webster・Chou(1980a)、Gadgil・Srinivasan(1990)、Srinivasan他(1991)による複雑さの程度を増した東西方向に一様なモデルは、熱帯収束帯(TCZ)の季節内変動についてより現実的なシミュレーションをもたらした。この論文では地表面気圧の時空間変動を取り入れた新しいモデルについて議論する。従来のモデルと同じくインド地域における季節内変動の顕著な特徴、即ちTCZの極向きの伝搬が、このモデルにおいても再現された。このモデルにおける伝搬の速度はより現実的であり、伝搬が生じる間隔も約35日とより現実的である。このモデルで再現された新しい特徴は、TCZが大陸上のモンスーン・トラフ上に約20日間持続する活発期の様相である。今回のモデルおよび以前の同種のモデル結果を解析することによって明らかにされた、上記の様相のメカニズムを当論文で議論する。

収録刊行物

  • 気象集誌. 第2輯

    気象集誌. 第2輯 70 (1B), 529-550, 1992

    公益社団法人 日本気象学会

被引用文献 (5)*注記

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参考文献 (26)*注記

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