冷却塔ファン制御変更による省エネルギー

  • 青柳 良隆
    北越紀州製紙株式会社 関東工場 勝田工務部動力課

書誌事項

タイトル別名
  • Energy Saving by Changing Control of Cooling Tower Fan
  • レイキャクトウ ファン セイギョ ヘンコウ ニ ヨル ショウエネルギー

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抄録

地球温暖化対策により温室効果ガス排出量の削減が重要となっている。そのため,化石エネルギー使用量の削減及び省エネルギーへの取り組みが急務となっている。当社でも全社を挙げて様々な省エネルギーを実施してきた。<BR>関東工場勝田工務部においても,CO2排出量削減,エネルギーコスト削減,既設重油ボイラの老朽更新の目的から平成18年9月にバイオマス発電設備の営業運転を開始した。この結果として,CO2排出量削減に大きく貢献した。<BR>更なる削減に取り組むため付属設備の冷却塔ファンに注目した。この設備は,夏季以外は冷却能力に余裕があり,この時は冷却塔ファンの停止運用を行っていた。全部で4台のファンがあるが,1台停止が限界であり,2台停止すると冷却塔出口温度は上がり過ぎてしまう。省エネルギーを実施するためには,ファンを細かに調整可能な制御を必要とした。そこで,インバータを導入して,ファンの回転数を自動制御することで余裕分の削減を達成できた。この取り組み及び省エネルギー効果について紹介する。

収録刊行物

  • 紙パ技協誌

    紙パ技協誌 64 (6), 643-647, 2010

    紙パルプ技術協会

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