DDRローター駆動接合部のスプライン化による高効率化

書誌事項

タイトル別名
  • Increasing Refiner Efficiency by Spline Technology
  • DDR ローター クドウ セツゴウブ ノ スプラインカ ニ ヨル コウコウリツカ

この論文をさがす

抄録

地球温暖化防止対策が急務となっている昨今,とりわけCO2排出量削減が重要視されている。当工場においても,更なる省電力への取り組みが求められている。<BR>製紙工程の中でも,特に大きな動力を消費する叩解工程は,これまでも日々改善を積み重ねられているが,この工程も省電力対象の例外ではない。<BR>そのような状況の中,GL&V社において,DDRローター駆動接合部のスプライン化という高効率化技術に関する知見を得た。その改造は,以下に示すような様々なコスト削減が可能という。<BR>1)省電力<BR>2)プレート延命化<BR>3)処理能力アップ<BR>4)軸磨耗の低減<BR>5)摺動部故障皆無<BR>6)モータベアリング延命化<BR>7)パルプ品質の均一化<BR>そして,海外での数百件の実績がそれを実証していた。<BR>そこで,白老10マシン調成DDRに対し,GL&V社によるスプライン化改造を国内初導入することとし,2011年2月に改造を実施後,1年が経過している。<BR>本報では弊社で実施したこの改造の概要,工事効果,及び競合機械メーカ(相川鉄工,アンドリッツ)のスプライン化技術などについて,ユーザーの視点からご紹介する。

収録刊行物

  • 紙パ技協誌

    紙パ技協誌 66 (7), 691-695, 2012

    紙パルプ技術協会

参考文献 (3)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ