用水設備昼間停止による省エネ

  • 薄窪 洋一
    北越紀州製紙株式会社 特殊紙事業本部 大阪工場

書誌事項

タイトル別名
  • Energy Saving by Stopping the Production Equipment Industrial Water in the Daytime
  • ヨウスイ セツビ ビルマ テイシ ニ ヨル ショウエネ

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抄録

昨今の紙パ業界は供給過剰による生産調整により縮小傾向にあると言える。当工場も例外でなく4年前に主力生産していた抄紙機が停止してコーター1台の生産体制になった。しかし用水設備は大量に水を使用していた抄紙機運転当時の設備であり,ポンプ効率は設計流量より少ない領域で使用するので非常に悪く,無駄なエネルギーを消費していた。<BR>更に夏場は全国的に電力不足が懸念され,特に関西圏は原発の依存率が高く,2012年前半は稼動ゼロ状態となり,電力不足は深刻さを増して省エネの重要性は高まっている。<BR>その中で,当大阪工場が取り組んだ節電対応,電力会社の要請に応えたガスコージェネ発電設備の再稼働事例,地道な用水設備運転部門職場の小集団活動で選定された省エネテーマであり,設備更新に頼らず自ら実行出来る操業方法の見直しを行い,省エネ効果の出た事例を紹介する。

収録刊行物

  • 紙パ技協誌

    紙パ技協誌 67 (6), 623-627, 2013

    紙パルプ技術協会

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