オートテンション・ストレッチャ
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- 長谷川 和生
- 株式会社KGKエンジニアリング 営業一部
書誌事項
- タイトル別名
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- Automatic Tension Stretcher
- -Reducing Steam Quantity and Improving Production Efficiency by Automatic Tension Stretcher-
- ―オートテンション・ストレッチャによる省蒸気・生産効率向上効果―
説明
少ない投資で高い省蒸気・生産効率向上効果を上げようとする場合,最も身近な方法の一つにドライヤ・カンバス・テンションの自動制御が挙げられる。カンバステンションを常時「高め」にコントロールできれば,ドライヤロールと湿紙の接触表面積が増加して熱伝導効率が高まるので,蒸気消費量を抑制できる(若しくは生産効率を高めることができる)からだ。<BR>しかし,日本国内の多くの抄紙機ではエアシリンダが用いられているため,操業中の正確なカンバステンションをリアルタイムで把握できないばかりでなく,精密なテンション制御ができず,通紙,紙切れ,休転等による突発的なテンション変動(ピークテンション)によってガイドロールが歪んでしまう,若しくはベアリングが損傷する危険があるため,ロールや軸が持つ設計上の許容荷重よりも低いテンションで運用されているケースが多い。カンバステンションが低ければ抄紙への熱伝導効率が低下し,想像以上に多くの蒸気を流出してしまう(若しくはスリップによる断紙や抄紙表裏の温度差による反り返りを誘発する)。こうした蒸気ロスは,エアシリンダを活用している抄紙機であればどこにでも起こりうる現象である。<BR>そこで,本稿では,操業中のカンバステンションをロードセルで常時計測し,計測結果をリアルタイムにフィードバックしてストレッチロールの位置を自動補正するエアハルト・ライマー社製「オートテンション・ストレッチャ」並びに新製品の「エアシリンダ・オートコントロールシステム」(両製品ともエアハルト・ライマー社により日本国内における特許を取得済み)の有効性を紹介させていただく。
収録刊行物
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- 紙パ技協誌
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紙パ技協誌 66 (6), 592-596, 2012
紙パルプ技術協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681495853440
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- NII論文ID
- 130004493005
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC38XhtVOju7%2FM
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- ISSN
- 18811000
- 0022815X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可