小規模投資による設備改善

  • 岡村 洋輔
    株式会社IHI フォイトペーパーテクノロジー 塗工仕上技術部

書誌事項

タイトル別名
  • Facility Improvement with Small Investment
  • ショウキボ トウシ ニ ヨル セツビ カイゼン

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説明

<p>IHIフォイトペーパーテクノロジーの塗工機は塗工品質に厳しい日本のお客様に導かれ世界トップレベルの技術水準を維持している。さらに既存技術に磨きをかけて次世代を見据えた技術・製品開発にも注力しており,世界のフォイトグループの中でリーダー的な立場にあり,ブレードコータの技術はその結晶の一例である。</p><p>当社の各種事業分野の中で,コータでは特にジェットファウンテン型のブレードコータの設備保全と付加機能,ワインダでは操業性の向上,機械安全の向上に注力している。</p><p>本稿では,当社が行っているジェットファウンテン型ブレードコータの設備保全および付加機能に加え,ワインダの改造提案に焦点を当てて,下記トピックスを紹介させていただく。</p><p>1. ジェットファウンテン型ブレードコータの設備保全及び付加機能</p><p>1.1 ブレード加圧機構の設備保全</p><p>1.2 ファウンテンリップの設備保全</p><p>1.3 ジェットフローによる最適塗工へ向けた付加機能</p><p>1.4 スキップ塗工による操業性向上に向けた付加機能</p><p>2. ワインダの改造提案</p><p>2.1 ローラーバーの設置</p><p>2.2 スリッタ安全対策</p><p>設備保全を行うことは機械の長寿命化および機械精度を維持し,製品品質の安定に繋がる。また今回ご紹介した付加機能は操業性の向上と製品ロスの低減も目的としている。</p><p>今後もお客様のご要望に応じ,設備保全や付加機能だけでなく安全対策など,様々な提案をさせていただく。</p>

収録刊行物

  • 紙パ技協誌

    紙パ技協誌 71 (5), 485-490, 2017

    紙パルプ技術協会

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