部分シアノメチル化ポリスチレンとジシアンジアミドの反応

Bibliographic Information

Other Title
  • ブブン シアノメチルカ ポリスチレン ト ジシアンジアミド ノ ハンノウ

Search this article

Description

高分子の側鎖にアミノトリアジン環を導入する目的で部分クロルメチル化ポリスチレンより部分シアノメチル化ポリスチレン (ニトリル基含有率53.7モル%) を合成し, ジシアンジアミドとの反応を速度論的に検討した。ジメチルスルホキシドなどの極性溶媒中では容易にニトリル基の90%以上がトリアジン環に置換した。初速度はニトリル基濃度に1次, ジシアンジアミド濃度に1次であった。速度定数は触媒 (水酸化カリウム) 濃度に比例した。ジメチルスルポキシドーメチルセロソルブ混合溶媒系では, ジメチルスルホキシドの割合が多いほど速度定数が大きくなり反応が促進された。

Journal

  • Kobunshi Kagaku

    Kobunshi Kagaku 30 (334), 76-80, 1973

    The Society of Polymer Science, Japan

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top