カルボキシル基, カルボニル基を含むセルロースへのアクリルアミドのグラフト共重合

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  • カルボキシルキ , カルボニルキ オ フクム セルロース エ ノ アクリルアミド ノ グラフト キョウジュウゴウ

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硝酸第二セリウムアンモニウム (Ce塩) を開始剤として, COOH基およびC=O基を含むセルロース試料にアクリルアミド (AM) をグラフト共重合させた。グラフト率はCe塩濃度が1~5mmol/lのとき極大値を示し, その値は試料のC=O基量が増すにつれ高濃度側に移動した。初期の重合速度から見かけの活性化エネルギー5.4kcal/molが得られた。グラフト率, PMAの分子量および見かけの分岐数はC=O基量が増すにつれ増大し, COOH基に影響されない。グラフトポリマーの赤外吸収スペクトルを測定した。<BR>これらのことから, 重合はCe塩とC=O基のレドックス反応により開始され, 鎖末端への重合がOH基へのそれより優先するものと考えられる。

Journal

  • Kobunshi Kagaku

    Kobunshi Kagaku 30 (337), 239-243, 1973

    The Society of Polymer Science, Japan

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