アンドリッツの最新回収プロセス・パルプ製造技術とコンセプト ファイバーラインと回収プロセスの融合・最適化の実例

書誌事項

タイトル別名
  • State-of-the-art Recovery Process Technology by Andritz
  • アンド リッツ ノ サイシン カイシュウ プロセス ・ パルプ セイゾウ ギジュツ ト コンセプト : ファイバーライン ト カイシュウ プロセス ノ ユウゴウ ・ サイテキ カ ノ ジツレイ
  • -A Futuristic Pulp Mill with Integration of Fiberline and Recovery Processes-

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説明

<p>クラフトパルプ製造では,調木,蒸解,ファイバーライン工程によりパルプを得る一方,黒液を濃縮・燃焼して薬品および熱を回収する。これらの工程は,従来独立したシステムとして扱われ,個々に進歩を遂げてきたが,2000年代に入ってパルプ生産設備が大型化されるに伴い,総合パルププロセス・プラントメーカーが装置一式をEPC受注するようになった。言い換えれば,メーカーには,各プラント間の垣根を越え,プラント全体を最適化・効率化することが求められるようになったのである。<br>そうした背景の中,Metsa Fibre社が発足させたAanekoski Bioproduct Millプロジェクトにおいて,アンドリッツはファイバーラインを含む主要プロセス技術を担当することとなった。パルプ製造・回収の両工程を融合し最適化を行うという視点のもと,また,長年の研究開発によって培った最新技術は,省エネルギー・創エネルギーにつながるものである。<br>本稿は,その取り組みについて記述したものである。</p>

収録刊行物

  • 紙パ技協誌

    紙パ技協誌 70 (6), 605-611, 2016

    紙パルプ技術協会

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