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- 岡村 雄治
- 郵船商事株式会社 プラント計装グループ
書誌事項
- タイトル別名
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- Main Steam Pressure Stabilization and Fuel Reduction by Boiler Combustion Control Optimization System “ULTY-V”
- ボイラ燃焼制御最適化システム『ULTY-V』による主蒸気圧力安定と燃料削減 : ボイラ燃焼制御最適化による主蒸気圧力安定化および燃料低減の実現
- ボイラ ネンショウ セイギョ サイテキカ システム 『 ULTY-V 』 ニ ヨル シュ ジョウキ アツリョク アンテイ ト ネンリョウ サクゲン : ボイラ ネンショウ セイギョ サイテキカ ニ ヨル シュ ジョウキ アツリョク アンテイカ オヨビ ネンリョウ テイゲン ノ ジツゲン
- ─ボイラ燃焼制御最適化による主蒸気圧力安定化および燃料低減の実現─
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説明
<p>低炭素化を求める社会の中で,事業用・IPP・その他自家発電設備のみならず,製紙・化学プラントなどの産業用プラントで用いられている蒸気生成ボイラにおいてはCO2排出量抑制等環境への配慮と高効率な運用形態への対応が求められている。</p><p>ここで述べる火力発電所や産業プラントで使用されている火力発電用ボイラとは,主として石炭を燃焼させ,過熱蒸気を生成する設備である。そのボイラは,建設当初は安定した運転となるが経年劣化やその他の外乱が蓄積されてくるとボイラ内の燃焼特性が変化することでボイラ投入燃料流量が不安定化し燃焼効率が低下する。この特性変化を常時捉え,調整していくことは難しく,エネルギーコスト増加や環境への影響が問題となっていた。</p><p>そこで,ボイラの実態に即した燃料関数を導き出し,安定した主蒸気圧力・燃料流量を維持することで石炭使用量とCO2排出量の削減を可能としたシステムを開発。それがボイラ燃焼制御最適化システム「ULTY-V(アルティヴィ)」である。</p><p>本システムは既設のプロセスデータからシステム内部にもつ計算式より燃焼特性を掴み,補正係数を出力してボイラの制御を常時最適化し,安定した運転・ボイラ燃焼効率の向上,投入燃料量の低減である省エネルギー化を可能とした。</p><p>現在,本システムは日本国内の電力会社をはじめ製鉄会社,製紙会社,化学会社など様々な業種の火力発電用ボイラへ60台導入されている。</p>
収録刊行物
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- 紙パ技協誌
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紙パ技協誌 72 (1), 45-50, 2018
紙パルプ技術協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681497796864
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- NII論文ID
- 130006601946
- 40021419495
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- NII書誌ID
- AN00379952
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- ISSN
- 18811000
- 0022815X
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- NDL書誌ID
- 028733047
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可