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- 石本 裕介
- 中越パルプ工業株式会社 高岡工場 施設動力部 電気計装課
書誌事項
- タイトル別名
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- Mill Experiences with Single Point Kappa Analysers
- オンラインシングルポイントカッパーカケイ ドウニュウ ジレイ
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抄録
<p>現在,製紙工場のファイバーラインに於けるカッパー価計の主流はその高い普及率からマルチポイントカッパー価計であると言える。しかしながら,従来のマルチポイントカッパー価計には,多くの実績,1台で複数のサンプルが測定可能,ラボでの測定方式と同様というメリットがあるものの,一方でサンプル移送時のトラブル,サンプル点数に応じ測定周期が長くなる,1台での測定であるが故,トラブル時には全測定が出来ないといったデメリットも依然存在する。昨今登場したシングルポイントカッパー価計は機側にて,1対1で直接サンプルを測定する為,これらのデメリットを払拭することが出来る。また,その応答性の速さから薬品添加量の適正化に繋がる可能性も見込める。</p><p>当工場では,N系晒設備更新に際し,新設設備で使用するカッパー価計を含む分析計の選定・トライアルを行った。</p><p>本稿では,シングルポイントカッパー価計を,旧N系晒設備でカッパー価測定している同一ラインにて比較テストし,操業サイド・保全サイドの両観点から批評しシングルポイントカッパー価計導入に至った経緯及び導入後の状況を紹介する。</p>
収録刊行物
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- 紙パ技協誌
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紙パ技協誌 71 (3), 289-293, 2017
紙パルプ技術協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681497838080
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- NII論文ID
- 130005686080
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- NII書誌ID
- AN00379952
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- ISSN
- 18811000
- 0022815X
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- NDL書誌ID
- 028018035
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可