書誌事項
- タイトル別名
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- カイシザイ セッペン ト シテ ドウニュウサレタ コウブンシ エマルジョン リ
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説明
ヘドロの凝集処理に対する, 特にエマルジョン粒子表面上のカチオン性開始剤末端基の挙動に着目し, カチオン性の開始剤である2,2′-アゾビス (2-アミジノプロパン) 塩酸塩 (AIBA) を用いて作製したポリアクリル酸エチル (PEA) エマルジョン粒子によるヘドロの凝集を行い, その有用性を明らかにしようとした. なお, 比較のためにアニオン性の過硫酸カリウムおよび4,4′-アゾビス (4-シアノワレリン酸), ノニオン性の過酸化水素を開始剤としたものを使用した. 得られた主な結果は次のとおりである. 1) AIBA-PEAエマルジョンのみが巨大フロック形成能を有した. 2) カチオン荷電数の異なるエマルジョンにおいて, 荷電数の多いもの (A) は巨大フロック形成能が, 少ないもの (B) は清澄化能が, それぞれ優れた. その理由として新しい凝集モデルを提案した. 3) そのモデルに基づき, Bをまず添加し, さらにAを追添加するという2段階添加法をとることにより, それぞれの単独系では不可能であった巨大フロックの形成と清澄化を同時に達成することができた.
収録刊行物
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- 高分子論文集
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高分子論文集 32 (5), 265-271, 1975
公益社団法人 高分子学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681498903808
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- NII論文ID
- 130003836483
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- NII書誌ID
- AN00085011
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- ISSN
- 18815685
- 03862186
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- NDL書誌ID
- 1604579
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可