炭素繊維強化NOLリングの成形

書誌事項

タイトル別名
  • タンソ センイ キョウカ NOL リング ノ セイケイ

この論文をさがす

説明

炭素繊維あるいはガラス繊維で強化したNOLリングを成形した。用いた炭素繊維の平均引張強さは250-280kg/mm2, ヤーン1本あたりのフィラメント数は1,000,2,000および10,000であった。リングの引張強さ, 引張弾性率, 曲げ強さ, 曲げ弾性率を繊維含有率の関数として測定した。その結果, 繊維含有率61-64%にそれらの極大値が見られた。1,000および2,000フィラメントの炭素繊維ヤーンから成形したリングの引張強さの極大値は約140kg/mm2であった。10,000フィラメントの炭素繊維ヤーンからは, このように高い引張強さのリングを成形することは, 成形のさいに一部のフィラメントがたるむため繊維含有率を50%以上に上げることができず, 困難であった。

収録刊行物

  • 高分子化學

    高分子化學 29 (330), 690-695, 1972

    公益社団法人 高分子学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ