ポリ (<I>N</I>-ブチルグリシン) ジエチルアミドによるDL-フェニルアラニンNCAの重合

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タイトル別名
  • ポリ N-ブチルグリシン ジエチルアミド ニ ヨル DL-フェニルアラニン NCA ノ ジュウゴウ

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説明

ポリ (N-n-ブチルグリシン) ジエチルアミドおよびポリ (N-イソブチルグリシン) ジェチルアミドを開始剤とする, フェニルアラニンNCAの重合をニトロベンゼン中, 25℃で行なった。NCAはポリマー開始剤の主鎖に水素結合で吸着され, 同じポリマー開始剤の末端アミノ基と分子内反応する。したがって本重合は同程度の塩基性を有する低分子アミンによる重合よりいちじるしく速く, しかもポリマー開始剤の重合度が高いほど重合速度が大きい。これまでに研究した種々のポリ (N-アルキルグリシン) ジエチルアミドを比較し, N-アルキル基がかさ高くなると末端アミノ基の反応性と鎖のフレキシビリティーが低下するので, ポリマー開始剤の反応性が低くなることがわかった。

収録刊行物

  • 高分子化學

    高分子化學 30 (334), 61-66, 1973

    公益社団法人 高分子学会

被引用文献 (2)*注記

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