DMF中におけるウレタン生成反応機構の研究

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  • DMF チュウ ニ オケル ウレタン セイセイ ハンノウ キコウ ノ ケンキュウ

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説明

ウレタン生成反応速度がジメチルホルムアミド (DMF) 溶媒中では異常に大きいことを定量的に明らかにし, その理由を反応機構より明らかにすべく, 反応機構の解明を期した。<BR>水酸基濃度, イソシアナート基濃度と反応速度との関係, およびDMF-クロルベンゼン混合溶媒中におけるDMF濃度と反応速度との関係を求めた。また赤外吸収分析により, 水酸基, イソシアナート基およびDMFのカルボニル基三者間の相互関係を調べた。その結果からDMF溶媒中でのウレタン生成反応は, Bakerらの提出した反応機構にはしたがわず, 水酸基がカルボニル基と錯体を形成し, これにイソシアナート基が作用する協奏反応機構にしたがうとした。

収録刊行物

  • 高分子化學

    高分子化學 30 (333), 13-17, 1973

    公益社団法人 高分子学会

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