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- Other Title
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- 3 , 4-ポリイソプレン ノ セイセイ ニ オヨボス エーテル ノ コウカ
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Description
エーテルとリチウムの比を変えた際の生成ボリイソプレンのミクロ構造に及ぼす効果につき検討した。エーテルとリチウムの比が小さくなるに従い3, 4-構造と1, 2-構造は減少して1, 4-構造が増加するが, エーテルとリチウムの比が2付近で3, 4-構造のみが増加し1, 4-構造が減少する特異現象を示すことが認められた。またエーテルの種類によって1, 2-構造とトランス1, 4-構造の含有率が異なる結果が得られた。このような現象は活性末端のC-Li結合の状態が溶媒の種類と量により異なり, C-Li間の結合距離のもっとも近いcontact ion pairの状態では1, 4-構造となるようにイソプレンが配位しやすくなり, C-Li間の結合距離が溶媒効果によりやや大きくなるsolvent separated ion pairの状態では3, 4-構造となりやすいと考えられる。エーテルとリチウムの比が2付近ではとくに2分子の溶媒がC-Li結合に強く溶媒和して3, 4-構造が異常に多く生成しやすくなるものと推論した。
Journal
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- Kobunshi Kagaku
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Kobunshi Kagaku 29 (332), 893-897, 1972
The Society of Polymer Science, Japan
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681499511552
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- NII Article ID
- 130004033059
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- NII Book ID
- AN00084937
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- ISSN
- 18848079
- 00232556
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- NDL BIB ID
- 7541244
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL Search
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed