ポリマーへの連鎖移動反応を考慮したラジカル重合ポリエチレンの分子量分布

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  • ポリマー エ ノ レンサ イドウ ハンノウ オ コウリョ シタ ラジカル ジュウゴウ ポリエチレン ノ ブンシリョウ ブンプ

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完全混合槽反応器によるポリマーへの連鎖移動反応を含んだラジカル重合ポリエチレンの分子量分布の計算法を示し, 重合条件と分子量分布の関係について調べた。分子量分布はエチレンのラジカル重合での成長, 停止, 連鎖移動およびポリマーへの連鎖移動反応の各反応速度から各重合度のポリマーが微小時間に生成する確率を求め, この確率から計算した。分子量分布は, 少ないフィードガス量, 低いフィード温度, 高い反応温度および低い反応圧力によって広くなった。これらの条件はポリマーへの連鎖移動反応が起こりやすい場合であり, ポリマーへの連鎖移動反応が分子量分布に大きな影響を与えるという結果を得た。

Journal

  • Kobunshi Kagaku

    Kobunshi Kagaku 29 (331), 859-867, 1972

    The Society of Polymer Science, Japan

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