フェノール・ホルムアルデヒド系ポリマーの繊維に関する研究

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  • フェノール ホルムアルデヒドケイ ポリマー ノ センイ ニ カンスル ケンキュウ

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フェノール・ホルムアルデヒド系ポリマーの繊維 (ノボラック繊維) の合成において, ノボラック樹脂の紡糸性, ノボラック繊維のホルムアルデヒドによる橋かけ反応性, 得られた橋かけ繊維の性質に及ぼす橋かけ構造の影響などについて検討した。<BR>ノボラック樹脂を溶融紡糸し繊維化するには樹脂の分子量は少なくとも500以上であること, 得られた繊維の橋かけ反応は繊維の表面より進行するために完全に橋かけするには糸の直径は20μ以下にする必要があり, そのためには直径の大きいノズルを用いて高速で巻き取るのが有利であること, 未橋かけノボラック繊維は全く強伸度を有しないが橋かけ構造をとることによって強伸度が増加し, 耐炎性, 耐熱性もともに向上すること, などが明らかになった。

Journal

  • Kobunshi Kagaku

    Kobunshi Kagaku 30 (336), 189-195, 1973

    The Society of Polymer Science, Japan

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