レブリンアルデヒドの重合

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  • レブリンアルデヒド ノ ジュウゴウ

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レブリンアルデヒドをアクロレインから合成し, その重合挙動ならびに生成ポリマーの構造および性質を検討した。トリエチルアルミニウムを開始剤として-78℃で重合させると不溶性の白色粉末状ポリマーが生成した。このもののIR-, NMR-, およびX線回折スペクトルなどによりアルデヒド基の開鎖した結晶性ポリアセトエチルオキシメチレンであることを確認した。既報の一連の極性置換アルデヒドの重合速度と比べるとレブリンアルデヒドの重合はやや遅い。また三フッ化ホウ素エーテレートおよび硫酸を開始剤として用いるとレブリンアルデヒドの環状三量体 (2, 4, 6-トリス- (β-アセトエチル) -s-トリオキサン) が得られた。

Journal

  • Kobunshi Kagaku

    Kobunshi Kagaku 30 (340), 461-464, 1973

    The Society of Polymer Science, Japan

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