Bibliographic Information
- Other Title
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- ガラス センイ キョウカ ABS ジュシ ノ アッシュク クリープ ト カイフク
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Description
ABS樹脂に短いガラス繊維を分散複合したガラス繊維強化ABSプラスチックの圧縮クリープおよびその回復性を平面および鋼球圧子によって測定し, これら特性の温度依存性や繊維混入率との関係から繊維による母材の強化機構を検討した。その結果, 繊維混入によって瞬間弾性率は上昇し, 遅延弾性クリープ以降は約75℃以上の母材の粘性が低下し始める温度から母材の流動を阻止する効果が現われ, 繊維混入率の増加に伴ってクリープひずみ速度を減少させる効果が顕著に認められた。一方回復率については荷重, 温度に依存するが, 繊維混入率の増加によって改善されることがわかった。これらのクリープ挙動は母材の場合, 線形粘弾性的であるが, 繊維混入によって非線形的となり, 粘塑弾性的挙動を示すことがわかった。そこで粘塑弾性理論を適用した結果, 摩擦力の分布関数の面からも繊維による母材の流動阻止効果が明らかとなった。
Journal
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- Kobunshi Kagaku
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Kobunshi Kagaku 30 (343), 681-687, 1973
The Society of Polymer Science, Japan
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681499868672
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- NII Article ID
- 130003836190
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- NII Book ID
- AN00084937
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- ISSN
- 18848079
- 00232556
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- NDL BIB ID
- 7541401
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL Search
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed