ポリブチレンサクシネート・アジペートの酵素分解およびそのモノマー成分の微生物分解性

書誌事項

タイトル別名
  • Enzymatic Degradation of Poly (butylene succinate-co-adipate) with Subsequent Degradations of the Decomposed Monomers by Filamentous Fungi
  • ポリブチレン サクシネート アジペート ノ コウソ ブンカイ オヨビ ソノ モノマー セイブン ノ ビセイブツ ブンカイセイ

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説明

生分解性高分子の環境適合性を評価する場合,分解した水溶性低分子量成分やモノマー成分がどの程度の速度で微生物の代謝過程に取り込まれるのかを明らかにする必要がある.本研究では糸状菌類由来の酵素を使用しポリブチレンサクシネート・アジペート(PBSA)の酵素分解を行い,その過程で生じた低分子量成分の微生物分解性を評価した.PBSA の試料表面には複数のタンパク質の吸着が認められ,それらのタンパク質が複合的に作用することでモノマーまで速やかに分解した.さらに,モノマー成分は代表的な糸状菌によりコハク酸,アジピン酸,1,4-ブタンジオールの順に資化されやすいことがわかった.<br>

収録刊行物

  • 高分子論文集

    高分子論文集 64 (11), 786-790, 2007

    公益社団法人 高分子学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (13)*注記

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