酸性水溶液中におけるホルムアルデヒド平均結合モル数3.39をもつメチロール化2-メトキシ-4, 6-ジアミノ-<I>s</I>-トリアジンの反応

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  • サンセイ スイヨウエキ チュウ ニ オケル ホルムアルデヒド ヘイキン ケツゴウ モルスウ 3.39 オ モツ メチロールカ 2-メトキシ-4 , 6-ジアミノ-s-トリアジン ノ ハンノウ

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酸性水溶液中でメチロール化2-メトキシ-4, 6-ジアミノ-s-トリアジン (MMT) の反応を速度論的に検討した。MMTのホルムアルデヒド (F) 平均結合モル数 (n) は3.39である。この反応はメチロール基の解離反応とメチロール基間のメチレン化反応とから成り立っている。メチレン化量 (xmol/l) および解離反応から生ずる遊離F量 (y mol/l) はヨウ素法および亜硫酸ナトリウム法で測定し, 反応は35℃でpH2.8-1.8の範囲で行なった。メチロール基初濃度 (na, a: MMT初濃度, mol/l>) の約32-37% ((na-2x-y) /na=0.32-0.37) が反応するまで, 解離反応速度定数 (kd) および縮合反応遠度定数 (kc) は一定であった。kdはpHの減少につれて増大し, kcは [H3O+] = [H2O] /K1 (K1: MMTと酸との反応の平衡定数) で最大になった。解離反応の活性化エネルギー (Ed) は20.4kcal/mol, 縮合反応のそれ (Ec) は21.4kcal/molであった。

Journal

  • Kobunshi Kagaku

    Kobunshi Kagaku 29 (328), 531-536, 1972

    The Society of Polymer Science, Japan

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