ガラスマイクロバルーン充てんエポキシ樹脂の力学的性質に及ぼす硬化時の共存希釈剤の効果

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  • ガラスマイクロバルーン ジュウテン エポキシ ジュシ ノ リキガクテキ セイシツ ニ オヨボス コウカジ ノ キョウゾン キシャクザイ ノ コウカ

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希釈剤存在下に硬化したガラスマイクロバルーン充てんエポキシ樹脂 (I) と希釈剤が存在しない状態で硬化したもの (II) の力学的性質を比較して調べた。Iの主分散温度はIIの場合より低い。Iの副分散温度はIIの場合より高い。Iの損失弾性率はIIのものより大きい。くり返し熱衝撃を与えることによる橋かけ密度の低下度とガラス転移温度での自由体積分率はIIよりIのほうが小さい。これらの結果から, 充てん材一樹脂間相互作用の強さ, 網目鎖のコンホメーションおよび網目鎖中へ誘起される応力の大きさが硬化中に共存する希釈剤によって影響されることが推定される。

Journal

  • Kobunshi Kagaku

    Kobunshi Kagaku 29 (324), 237-240, 1972

    The Society of Polymer Science, Japan

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