塩基性金属錯体によるDL‐アラニンNCAの立体特異性重合

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  • エンキセイ キンゾク サクタイ ニ ヨル DL-アラニン NCA ノ リッタイ トクイセイ ジュウゴウ

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抄録

主として配位子場が, すでに配位子で飽和されている塩基性金属錯体によるDL-アラニンNCAの立体特異性重合を検討した. 得られるポリマーの立体特異性は中心金属および配位子の種類に大きく影響されるが, [Zn (o-phen) 3] (CH3COO) 2によってL-含量90%のコポリ-D, L-アラニンなみの立体特異性を有するポリ-DL-アラニンが得られることが分かった. 立体特異性重合機構は第4アンモニウム触媒の場合と同様生長末端規制型であると考えられる.

収録刊行物

  • 高分子論文集

    高分子論文集 31 (11), 720-726, 1974

    公益社団法人 高分子学会

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